ショパン国際ピアノコンクール in Asia 全国大会

ショパン国際ピアノコンクール in Asia 全国大会の幼児部門と小学1・2年生部門が「みなとみない小ホール」で行われたので聴きに行った。大ホールではグレンツェンピアノコンクールの横浜地区本選が行われていたので、どのようなコンクールなのかこれも見学した。

ショパン

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幼児部門はばらつきが大きい

入場料は千円である。審査員名簿が張り出してあったが、今回のみなとみない小ホール会場には外国人の審査員はおられなかった。
全国大会用にやはり顔写真入りのパンフレットが作成されていた。幼児部門には1年生も参加できるが、参加者の1/4程度で積極的に参加しようという感じではない。名簿には学校名や幼稚園名が記入されており、場所がある程度推測できる。当然のことだが全国大会だから全国から集まってきている。30秒程度の演奏に交通費、場合によつては宿泊代もかけてよく地方から来られるものだと感心する。
演奏の順番の名簿は名前の「アルファベット」順に並べられていた。ただし、最初はどこから始まるかは定かでない。今回は「E」から始まり、「Y」のあと「A」に戻るように組まれていた。これは申込順でも県別でもないので、公平のような気がする。
最初に幼児部門を聴いた。全国大会と言っても137名が出場し、30秒程度の課題曲を演奏者が次から次へと交代して演奏するのであるから、非常に慌ただしい感じである。参加者の中にはゆっくり演奏するのがやっとと言うレベルの子もいるので全国大会と言っても選ばれた子供達の演奏という感覚はない。まあ、予選の曲が簡単過ぎたので、まぐれで選ばれた子供もいるのであろう。しかし、中には幼稚園生で課題曲のバッハのメヌエットなどを大人の演奏と変わらない程度に演奏するレベルの高い子もいる。幼児部門は参加者の実力のばらつきが大きい。
パンフレットには次のアジア大会に参加する外国からの演奏者の名前が載せてあったが、幼児部門は4人と少なく、アジア大会と言っても国内大会の延長のようなもので、次のアジア大会が真の全国大会の雰囲気になるのであろう。

グレンツェンピアノコンクールの感想

偶然にも大ホールではグレンツェンピアノコンクールの横浜地区本選が行われていた。小ホールと大ホールで同じようなピアノコンクールが行われたので、行き先を間違えた人達もおられるようだ。私はどのようなコンクールなのか興味があったので、会場を覗いてみた。
入口には多くの参加者が並んでおられた。多分、参加者が多いので、参加部門によって会場に入る時間が決まっているのであろう。一般聴衆は問題なく入れた。会場に入るのは後方扉からである。入る前に係員から、入れば一端後ろの席に座り、次の交代の時、前に行ってほしいとのことであった。交代時間が短いための措置である。
入場したときは丁度3~4年生の演奏時間帯であった。演奏時間が30秒ほどの同じ課題曲を全員が演奏するのである。少し聴いていたが、同じ曲を延々と演奏するので、直ぐに飽きてきて退散した。
中程度の難易度の曲を全員に演奏させるのであるから、評価はしやすい。素人の私が聴いていても演奏者によってテンポ、音の強弱(美しさ)それに表現の仕方が異なるので、多少の違いは分かる。それも、次々と演奏してくれるので、較べや易い感じである。まあ、審査員は数小節聴けば、その子の実力レベルが大体分かるらしいから、ふるい分けるのには30秒程度の演奏で十分なのであろう。
このコンクールは審査に重点を置いたコンクールで聴きに行くコンクールではない。

小学1・2年生部門のレベルの高さに驚き

グレンツェンピアノコンクールを少し聴いたあと、ショパン国際ピアノコンクールの小学校1、2年生部門の演奏時間帯に再入場した。
演奏を聴いていて、レベルが高いことに驚いた。小学校1、2年生が多少はテンポが遅い曲と言えどもショパンの曲である。2分程度のショパンの曲を立派に聴かせるように演奏するのであるから驚きである。課題曲も豊富であり、十分に聴ける内容である。このショパンコンクールはどの部門も演奏時間は長いので出演者は弾きごたえがあるであろう。グレンツェンピアノコンクールとはコンクールの質が異なるようだ。
現在幼稚園の子が1年後これだけ演奏できるようになるのかは疑問である。参加者を見ているとやはり圧倒的に2年生が多い。1年生にとっては少しハードルが高いのであろう。このため1年生は幼児部門にも出られるようにしたのかもしれない。

小学校1、2年生部門の全国大会課題曲

  • ショパン:ポロネーズ ト短調 遺作
  • ショパン:ポロネーズ 変ロ長調 遺作
  • ショパン:ポロネーズ 変イ長調 遺作
  • ショパン:ワルツ ヘ短調 Op.70-2
  • ショパン:マズルカ 変ロ長調Op.7-1
  • シマノフスカ:コントルダンス※楽譜通りの繰り返しとダ・カーポをすること
  • コルベルク:2つのマズル 第1番
  • ポーランド民謡(ルジツキ編曲):ポロネーズ

アジア大会進出者数

全国大会の審査結果がネット上に速報として掲示されている。現在までに掲示されているアジア大会の進出者数である。

全国大会    出場者数   金   銀   銅 奨励賞  外国   合計
幼児部門    137名  ( 63名 )         4名  67名
小1・2    201名  5名 12名 15名 25名  3名  60名
小3・4    308名 11名 20名 30名 31名 13名 105名
小5・6    240名 11名 21名 29名 13名  4名  78名
中学      176名                  5名
高校      123名                  6名
大学・一般   106名  3名  4名  5名  8名 11名  31名

アジア大会に出場できる合格比率は幼児部門が一番高く、大学・一般部門が一番厳しいものになっている。大学・一般部門は演奏時間が長いのであまり多く者に演奏させられないことと、外国からの参加者が多いことによるものだ。大学・一般部門は外国からの参加者比率が高いのでアジア大会という雰囲気になってきている。大学・一般部門は本来のショパンコンクールの準備と考えると外国からの参加者が多いことも納得できるが、小3・4年で外国からの参加者が13名と多いのには驚く。小学生のため、よく海外まで参加する気になるものだと思う。

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