「ショパン国際ピアノコンクール IN ASIA」の感想

孫が「ショパン国際ピアノコンクール IN ASIA」に出るというので聴きに行った。ショパンコンクールと言えば5年毎に行われる世界的に有名なコンクールであるが、後ろにIN ASIAと付いたこのコンクールは予備審査のない、出場費を支払えば誰でも出られ、毎年行われている少しレベルの高い普通のピアノコンクールである。

コンクールの趣旨

コンクールの趣旨は「本コンクールは、国際レベルの優れた演奏家の発掘・育成を目的とし、優美で華麗な曲想を持つショパンの音楽をアジア地域に普及させ、音楽文化への貢献を通して日本をはじめアジアとポーランドとの文化交流の架け橋となることを願い開催されるものです。」とのことであり、ショパンとポーランドと深く係わったコンクールである。

課題曲のレベル

普通のコンクールであるが、課題曲はショパンの曲、あるいはショパンに関連した曲が主である。レベルも少し高く、ある程度の実力がないと出場は難しいとの印象である。3年生の孫が課題曲に選んだのはショパンの「子犬のワルツ」。本選に進んだ場合、更に別の曲ワルツ等を弾かなければならないので、練習は大変である。

孫がこの様な早い曲を数ヶ月でマスターするのは無理であると思ったが、よく練習し、コンクール当日までには何とか審査を受けられる状態まで持って行ったとのこと。残念ながら全国大会まで進めなかったが、これまでの練習によりある程度早い曲が弾けるようになり、出場したことにより、少しは実力が付いたのではなかろうか。

このコンクールはその他でも高級感を出している。プログラムには出場者が顔写真付きで紹介されている。審査員の中には品の良さそうなポーランドの人が1名いた。他の審査員は日本人であるが、何か格が高そうな雰囲気である。

会場の雰囲気

孫は練習時間が欲しいとのことで、一番遅い時期の東京の東邦音楽大学で開催された地方大会で受験した。

東邦音楽大学のホールは狭い。広いホールで行われるコンクールは楽屋から一人づつ出てくるが、東邦音楽大学の場合はグループの全員が事前に会場の端に座り、順番に舞台に上がり演奏していた。サポートの母親も側に座り、演奏を直に聴くことになる。どうもこの方法であると待っている時から緊張するのか、少し揚がったようだ。母親も娘の演奏をまじかで聴いてはらはらしたそうだ。

この会場では棄権者が多かったが、これは複数個申し込んだ人が、他の会場ですでに予選を突破した場合は出られないということらしい。審査の演奏評はもらえるとのことであるが、外国人の評価は英語で記述されていたとのことであった。

IN ASIAと付いた国際コンクールであるが、最終のアジア大会も東京で行われ、出場者も大部分が日本人であるので、小学校の低学年程度は地域予選、全国大会、アジア大会と3段階に分かれた少しレベルの高いピアノコンクールと考えてよい。

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