映画「相棒」の感想

警視庁の島流し的な部署である特命係に配属されている杉下警部と亀山巡査部長の活躍を描く人気テレビ刑事ドラマ「相棒」の映画版。もっとも特命係といっても明確な上長を持たないため、組織に縛られることなく、自由にオールマイティ的に活動できるところに特徴がある。テレビドラマは裁判員制度など社会派の視点を入れた事件と謎解きで人気がある。映画化も当然、この社会派的な要素が入れられている。

映画を見た感想を一言で云うと、ストリーが込み入っており、少しごった煮の山場がボケた感じである。事件が解決したのかしないのかよく分からないところがある。焦点を絞ったテレビドラマの方がこのドラマの持ち味があるようだ。映画化となると何もかもが大掛かりになり、返って持ち味を殺しているようだ。

テレビドラマで見せ場となっている杉下警部の推理も映画では多すぎる。その結果、一つ一つの推理が鑑賞者に全く理解できない推理となり、感動を生まない。亀山警部補のアクションもあるが、ドラマより派手になり非現実的となる。これは映画版であり、仕方がないところか。

テレビの主要メンバーが殆ど出演しているが、多くの共演者が少しづつ顔をみせるので、出演者の持ち味が中途半端になっているように感じる。社会派の視点も状況設定に無理があるように感じた。テレビドラマと映画ではストリーの組み立て方が異なるのであろう。テレビドラマの良さだけを集めただけでは映画にはならないようだ。

なお、この映画の国立競技場の場面にエキストラとして参加した。当時は5千人ほどのエキストラが集めらたが、国立競技場を満員にするということで、映るところへ何度も移動させられた。現在の映画撮影はその場で画面が確認できるようであり、直ぐにOKかNGかの判断がでる。また、画面の埋め込み、撮影環境の調整なども出来るようであり、映画撮影も便利になったものだ。

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