映画「隠し砦の三悪人」の感想

ジョージ・ルーカス監督の「スター・ウォーズ」のアイデアの原点となった黒澤明監督の名作「隠し砦の三悪人」のリメーク映画である。このリメーク映画は反対に「スター・ウォーズ」をかなり意識して作られていると思われる。要するに黒澤版とストーリ的には類似する部分は多いが、スター・ウォーズ的な要素も加味して作られたのでないか。

娯楽映画としては理屈抜きで面白かった。気丈な雪姫(長澤まさみ)と抜群に強い家来の真壁六郎太(阿部寛)、それと一癖ありそうな二人の民、武蔵(松本潤)と新八(宮川大輔)が財宝を守りながら同盟国の隣国まで脱出するストーリは多くの部分は黒澤版と類似しており、単純ではあるがヒットした[映画だけのことはあり、よく考えられており、映画に引き込まれた。2時間の映画であるためか複雑にしない方がよいのかもしれない。

長澤まさみは民の心を理解した優しさと毅然とした雪姫を好演していた。アクションシーンも迫力があった。敵の武将(椎名桔平)はマスクを被りスター・ウォーズのダース・ベイダーそのものである。冷血で強い。この人物の位置付けはスター・ウォーズを意識したものであろう。

アクションシーンはすべて迫力がある。黒澤映画などでは腰抜けの武士も多いが、この映画では、その他の敵の武将も鎧を被りすべて強そうに見える。脱出劇の難しさを演出するためには効果的かもしれない。それに輪を掛けて強いのが、真壁六郎太。武蔵や新八は民の設定のため、強くはないがアクションが機敏であり、転機が効く。特に松本潤は眼光が鋭く、その印象が強い。その他の俳優も持ち味を出していた。

スポンサーリンク
スポンサーサイト

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーサイト