日本演奏家コンクールを聴く

第10回演奏家コンクールの弦楽器部門の本選が横浜みなとみない小ホールであったので聴きに行った。

演奏家コンクールは先の日本アンサンブルコンクールと異なり、ヴァイオリンなど独奏者の演奏が審査の対象となる。今日は弦楽器部門の本選で小学校上級、高校生、大学生の25人が出場した。楽器はヴァイオリンが大半で、ヴィオラが2人だけであった。チェロなどこれ以外の弦楽器の出場者は別に日に審査が行なわれる。

演奏時間は10分程度であり、長いと途中でベルが鳴り強制的に演奏がストップさせられるのは日本アンサンブルコンクールと同じである。課題曲はないようであり、いろいろな曲がプログラムに載っていた。しかし、コンクールに適したヴァイオリン曲が少ないのか、協奏曲など似通った曲が多い。同じ曲も多少あるが聴いていて飽きることはなかった。知っている協奏曲も多いが、ピアノが伴奏するので、多少雰囲気が異なる。

プログラムを見ると、小学生の演奏曲もラロのスペイン交響曲やメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲など大学生の演奏曲と見た目には違いがない曲が並んでいる。チャイコフスキーコンクールなどでもヴァイオリン部門は若い人が優勝することがあり、ヴァイオリンは演奏技術をマスターするのが早く、後は表現力の問題となるようである。その点、ピアノなどは時間がかかるようである。

高校生と大学生の一部の演奏を聴いたが、素人には演奏の上手い下手はなかなか分らない。ただ、演奏が汚いというか耳障りな音が入るなど気になった出場者もいた。この点については使用したヴァイオリンに影響されるのかもしれない。また、演奏曲目によるが、力強い演奏と感じるものや、美しい音色を感じる演奏などさまざまである。しかし、どの演奏が優れていたかといわれると難しい。また、演奏者の外見も少なからず影響をうけるような気がした。

観客は日本アンサンブルコンクールと同じ様に30名程度である。私と同じ様に暇を持て余した高齢者が多い。ピアノ伴奏の協奏曲など多少は不満もあるが、多くの出場者が個性のある衣装で真剣に演奏する姿は普通の演奏会とは少し違った人間味も感じられ、コンクールならではの面白さもある。

(追伸)

後日、大学生のピアノ部門の本選会にも行った。本選に残っていたのは20名強。演奏時間はやはり10分程度であるが、課題曲というか、2曲演奏することになっており、最初の曲は必ずバッハの作品で、平均律を演奏する人が多かった。技巧的には難しくないと思うが、バッハの曲は表現力が求められるのであろうか。二曲目は一転テクニックを要すような曲の演奏が多かった。

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