リコーダーのテナーを購入する

昨年12月の銀座ヤマハリコーダーフェアでKUNGのSTUDIOテナー1502 バロック式ダブルホールを買ったので、感想などを報告する。

多重録音装置を使用して、一人でリコーダーの四重奏を楽しんでいるが、テナーをまだ持っていなかったので、以前から安いテナーがあれば購入したいと思っていた。1年前のリコーダーフェアで委託品(中古品)のバスリコーダーを買ったこともあり、テナーも委託品で購入できればと思っていた。昨年の12月のヤマハリコーダーフェアでは委託品の販売は特にPRされていなかったが、出かけてみるとテナーも4本程度展示されていた。特にPRされていなくても委託販売を依頼する人が多ければ今後も継続されるのであろか。

テナーには右手の小指で抑える位置にキー付いているリコーダーとアルトのように何も付いていないリコーダーがある。委託品にはキーのついていないテナーが多かった。多分、キーが付いていないとドやファなどで正確な音程を出すことが難しいようなので、手放す人が多いのかもしれない。

展示されているテナーを数本試奏した。キーなしでも指が届くことを確認し、最低音を何度も吹いてみて楽に音がでることを確認した。ゆっくりと音階などを吹いてみた。高額の製品はそれなりの良さがあるのであろうが、私の今の実力では、音色は違うことは分るがその良さを発見することができなかった。と言うことで、その中で、一番安く、一番素直な音が出たKUNGのSTUDIOテナー1502 バロック式ダブルホールを買った。値段は新品の半値というところである。

この製品は合奏用との位置付けである。多くのメーカーで低額品は合奏用、高額品は独奏用との位置付けであるが、音質的にどのように違うのか分らない。多分、合奏用は音程が安定し倍音が少ない素直な音質、独奏用は倍音を多く含んだ複雑な音質(特徴ある音質)でないかと思っている。吹き込み口は合奏用が加工のし易いストレート、独奏用が加工の難しいアーチ型となっていることが多い。私の場合は、どうせ合奏用にしか使用しないので素直な音色で他の楽器とハモればそれでよいと思っている。

家に帰ってさっそく簡単な曲を吹いてみた。テナーの指使いはアルトより大きい分だけ扱いに難い。それでもソプラノが吹ければ、同じ指使いであるので簡単な曲であれば、直ぐに吹くことができる。この点はヘ音記号の楽譜をマスターしなければならないバスよりは簡単である。しかし、最低音のドを鳴らすのは大変である。同様にファの音程も安定しない。会場で何度も音が出ることを確認したのであるが、曲の途中で鳴らすとなると、とっさにすべての穴を完全に押さえなければならないので、難しい。すべて抑えているつもりでも、どこかの指のところで隙間ができているのであろう。この点はキーが付いているバスの方が楽である。これもキー付きテナーであれば少しは楽になるのかもしれない。また、少しでも強く吹くと音がでない。これはバスも同じで、また音が出ても、音の出るのが遅れる。多重録音して後で聞くと、バスの最低音は少し遅れて音がしていることが多い。このあたりのコントロールが難しい。まあ、練習あるのみである。

KUNGのSTUDIOテナー1502の音質は素直で気に入っている。バスともよくハモルような気がする。一人四重奏もテナーが加わり厚みを増したようである。テナーのないときはアルトで吹けるところだけを代用していたが、アルトに比べ、音色が太くなり音程も安定している。やはり、テナーパートはテナーで吹くのがベストである。
気をつけなければならない点は、吹き込み口がストレートでそれもかなり広いので吹くときに抵抗感がなく、多くの息を吐き出しているようである。このため、直ぐ息がなくなり、息継ぎを頻繁にしなければならない。

今後、吹き込んで行くといろいろと不満も出るかもしれないが、現在のところは、安い買い物で満足というところである。これで、一応ソプラノからバスまで木製で4本揃ったので、四重奏を楽しみたい。

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