日本クラシック音楽コンクールを聴く

 神奈川県民文化ホール小ホールで開催されている第19回日本クラシック音楽コンクール 関東地区神奈川予選のヴァイオリン部門シニアの部(大学・一般)の女子を聞きに行った。神奈川予選であるが、参加者が多くコンクールらしいコンクールである。

 神奈川予選はヴァイオリン部門、フルート、木管、声楽、ピアノ部門が一週間、県民小ホールで開催される。行った日はヴァイオリン部門の高校の部とシニアの部が開催された。当日の参加人員は高校とシニアの女子までで合計39名で、あとシニアの男子が残っていたが、参加人数は不明である。このコンクールは参加者が非常に多い感じであり、コンクールとして評価を受けているのであろう。

 それにしては手を掛けないコンクールである。受付もなければ、会場案内もいなかった。主催者側としては審査員が暗い後ろの方に座り採点しているだけである。審査員は各地域から公募されているようである。当時の審査員は4名、受付に名前が公表されていた。

 発表曲はすべて自由曲である。演奏するまえに参加番号と演奏曲目が放送で案内されていた。時間制限は交替時間を含め11分とのことである。多くの参加者は5〜8分程度で演奏が終了しており、ベルが鳴らされ途中でカットさせるようなことはなかった。

 今まで数度コンクールを見たが、殆ど、譜面台が用意され、多くの参加者が譜面を見て演奏していた。しかし、この日本クラシック音楽コンクールでは譜面台が必要なら各自持参して下さいという姿勢なのか、舞台には用意されていなかったし、見た範囲の参加者は全員暗譜で演奏していた。ヴァイオリン部門の演奏は暗譜しやすいのであろうか、意気込みが違う感じである。暗譜していれば上手く聴こえるものである。但し、忘れる不安はある。参加者の中には途中で演奏を忘れたのか演奏が止まり掛けた人がいた。それまでの演奏は上手かったのに惜しかった。

 観客は10名弱で、私のような一般客は殆どいなかった。県民ホールは地下鉄やJRの駅からは遠いので、出場者以外はあまり行かないのであろう。小学校や中学校では親が見に行くが、大学生ともなれば、親も来ないようで、このクラスは一番観客が少ない。したがって拍手するような雰囲気でもなかったし、事務局もあまりこだわっているようである。まあ、地区本選、全国大会ともなればもっと観客も増えるであろう。

 私にはヴァイオリン演奏を評価する能力はないが、一応、出場者のレベルは揃っているようであり、難しい曲を弾きこなしている。しかし、特別上手いかと言われれば疑問である。演奏が弱弱しかったり、力強さはあるが、音が汚かったり、メロディーが浮き出さないなど、演奏されたのが知らない曲であることも影響しているが、残念ながらあまり心に響くような演奏はなかった。

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