山手西洋館でクラシックコンサートを聴く

横浜の港が見える公園近くのイギリス館でクラリネット(松崎智代)、チェロ(大岩直季)、ピアノ(中島朱里)3人によるコンサートが開催されたので、聴きに行った。一般の住宅の少し広めのホールで聴く音楽は演奏者が身近、音楽も身近、演奏者と聴衆が会話するようなアットホームな雰囲気の演奏会で非常に楽しめた。

横浜の山手にあるイギリス館やベーリックホールなどの西洋館では、室内楽等のコンサートがよく開催されている。今回クラリネットの松崎先生が出演されるというので聴きに行った。気まぐれからクラリネットを習い始めたが、クラリネットの音色はリードを変えるといろいろ変化するし、初心者の私ではただ鳴っているだけのような状態なので今一クラリネットの音色が分らないのである。身近なところで先生の音色を聴けば、どのような音色が良いのか分ると思い聴きに行った。

イギリス館の暖炉のある部屋で土曜日の19時30分からのコンサートとなれば、夕食を済ませ、気楽に聴くという、完全にヨーロッパスタイルでのコンサートである。狭いスペースで、演奏者と聴衆が同じ高さに座って聴く演奏会なので、演奏者が非常に身近である。部屋が狭いので、音がよく反響して音量が大きく、音の中に埋まっているような感じである。ただ、音が反響し過ぎて音が若干不鮮明になるようなところもある。また、今回はチェロの大岩さんが聴衆と会話されるような雰囲気で説明されたので、非常にアットホームなコンサートとなった。

プログラムの最初のパートはドビュッシーとフォーレのピアノ三重奏。ヴァイオリンのパートをクラリネットが担当するとこの。あんまり室内楽は聴かないで知らない曲であったが、音色の異なる三つの楽器の重奏で、パートの動きがよく分り面白かった。特にAndantinoではクラリネットの綺麗な音色がよく分り良かった。自分が吹いてもあのような綺麗な音色は出ないで、どのようにすれば綺麗な音色がでるのか今後の研究課題である。

演奏家にとって最初のパートの音楽は大変とのこと。次のパートはポピュラーな曲を並べたような感じである。最初の曲はチェロとピアノでヴォカリーズ。クラリネットは体力回復のため休憩とのこと。確かに連続して吹いていると疲れるし、リードや楽器も水が溜まり状態が悪くなってくるのでよく理解できる。ヴォカリーズはチェロの演奏で数度聴いているので、生で聴けて良かった。レハールのワルツもラシーヌ賛歌も知っている曲なので素直に楽しめた。ホール・ニュー・ワールドは映画音楽のようだが知らなかった。

最後のパートはタンゴとのこと。雰囲気ががらりと変わり、面白かった。ピアソラの鮫は演奏が大変なのか大岩さんが気にされていたようである。帰って、YouTubeで他の演奏聴くと、確かに通常とは全く違ったチェロの演奏法でアップされていた演奏もあり、気にされていたことが理解できた。多分編曲によって演奏法も自由に変えられるのであろう。ブエノスアイレスの春も良かったので、ピアソラという作曲家に、興味が湧いた。他にポル・ウナ・カベーサ~パジャドーラとあったが、題名がよく分らない。

山手西洋館での演奏会は始めて経験で、通常のホールの演奏会とは雰囲気ががらりと変わり面白かった。ネットで調べると頻繁に演奏会は開催されているようで、今後少しマークしてみる。ただ、西洋館に行くにはきつい坂を登らなければならないので、年寄りにはそこがネックである。

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