ZOOM R8(MTR)の感想

使用していたBOSS BR-600にマイクが壊れたのか強烈なノイズが入るようになってきた。寿命とあきらめ、同じ8トラックのマルチトラックレコーダー(MTR)であるZOOM R8を購入した。まだ使用期間は短いが取り敢えず感想を書く。その後、分かったことも追記する。

1)MTR機能
少し使用してみたが、機能的にはBOSS BR-600と大差ないようである。但し、考え方は異なり、使用感もことなる。BOSS BR-600との比較において現在までに感じた優劣は以下の通りである。
(優れている点)
・値段が安い。ZOOM R8を購入した最大の動機。
・SDカードの使用で安価に大容量のメモリーが使用できるようになった。
・デスプレーで表示できる文字数が多くなった。
・PHANTOM電源が付いており、一般的なコンデンサマイクが使用できるようになった。
・8トラックがすべて独立して使用できる。(BR-600では5/6、7/8トラックではフェーダーが共用となっている)

・BR-600ではテンポ情報が保存されなかったので、再録音するとき、以前録音したテンポを調べ直す必要があったが、R8では曲ごとにテンポ情報も保存されるので、直ぐに再録音できる。
・PCとUSB接続すると、外部ファイルと同じ様な感覚でファイルの操作がPCから簡単にできる。

・チューナー機能は両方ともあるが、説明書では、エレキーギターのようにコードを繋ぐ説明となっている。一度、クラシックギーターも出来ないか確かめたところ、内蔵マイクから音を拾い正確に機能した。

・面白いエフェクトパッチがあり、遊べた。

(劣る点)
・外見が少し安っぽい。スイッチを押すと若干がたつく。
・内蔵マイクの性能が劣っているように感じる。
・電源をUSB端子から取っており、耐久性に疑問がある。
・ヘッドフォン端子が後ろにあり、扱いに難いし、長いコードが必要である。

・録音済みの曲を選択し、演奏させようとするが、以前録音した音が聞こえないことがある。(原因不明。大抵の場合、電源を入れ直すと聞こえるようになるが不安定である。現在のところ最大の欠点である。すべてのフェーダーを下げて曲を選択すると問題なし。)

・トラックと録音ファイル名が対応していないので、ニューテイクで再録音すると、以前録音したファイルとトラックの関係が切り離され、どれファイルが、そのトラックの録音か分からなくなる。BR-600ではファイルとトラックの関係が明確で分からなくなることはない。

・外部マイクの接続性能を確かめるため、BEHRINGERの安価なコンデンサーマイクC-1とダイナミックマイクXM1800Sを購入して、テストしたが、接続の仕方が悪いのか、両方ともピークインジケータが点灯しないので、録音された音が内部マイクの音か、外部マイクの音か判別できない。引続きテストする。

これは、入力切り替えスイッチにBUILT-IN-MICとMIC LINEがあり、GAINボリュームにLINE方向とMIC方向に調整できるが、てっきり、BUILT-IN-MICの場合はMIC方向にMIC LINEの場合はLINE方向にGAINを調整するものと思い込んでいたのが間違いで、どうもMIC LINEでもXLRオス-XLRメスで接続した場合はGAINはMIC方向であることが分かり、一応使用に耐えるGAINを得ることができた。

マイクの感想であるが、XM1800Sはボーカルマイクであるためか、マイクに近づかなければ満足するGAINが得られない。C-1の場合は内蔵マイクよりGAINも音質もましなような気がする。

2)サンプラー機能の添付
各トラックにループ音を割り当て、パッドやシーケンスデータで鳴らすことができる。この機能を利用すれば標準的のドラム音以外の音も鳴らすことができる。波形の編集機能としては開始位置と長さだけ扱える。

なお、同梱されているSDカードには迫力あるドラムセッションの音と特殊な楽器の音が添付されている。

3)CUBASE LE6のOEMバージョンの添付
このソフトを使用すれば16オーディオトラックがまで扱える。インタネットで調べていたときは 添付されているのはLE5と報告されていたが、LE6にバージョンアップされていた。

この製品を登録(無料)すれば永久ライセンスが取得できるし、1万円でElements 6にアップグレードすることもできる。
また、このDVDには26のオーディオエフェクトとHALion Sonic SE が付属しており、種類の異なったエフェクトをかけたり、HALion Sonic SEを使用して、MIDIで音楽を作り出すことができる。但し、OEM版は使用できる音源が大幅に制限されているようである。

・取り敢えずインストールしが、使いこなすのは難しい。HALion Sonic SEの音源もなかなか音か出ず、苦労したが、MIDIトラックの内容をコピーして、HALion Sonic SEのトラックに貼り付けたら音は出た。通常の音源より音はよさそうである。音質も変えられるが、劇的な変化はなさそうである。OEM版で供給される音源は100強である。製品版は飛躍的に数が増える。

4)CUBASE等のDAWソフトをR8でコントロール

DAWシフトは当然キーボードやマウスで操作できるので、R8からコントロールしてメリットがあるのか疑問であるが、ただ、フェーダー操作はR8からコントロールした方が容易そうであろう。

スポンサーリンク
スポンサーサイト

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーサイト