日本アンサンブルコンクールを聴く

夏休みは音楽コンクールのシーズンである。「ユコハマ*アートナビ8月」でコンクールに関する催し物を探すと14項目あった。有料、無料、ピアノ、その他の楽器など内容はさまざまである。この中で無料の第9回日本アンサンブルコンクールの本選会が横浜みなとみない小ホールであったので聴きに行った。

アンサンブルだから管楽器や弦楽器が小編成で合奏するのかと思っていたが、重唱やピアノ連弾なども含まれており、二人以上で演奏する形態をすべて含むようである。従って、フルートをピアノの伴奏で吹いてもこれも、アンサンブルである。演奏された楽器の組み合わせはさまざまで変化に富んでいる。その中でもはやりピアノが楽器の王様が、ピアノが絡む参加者が多い。ざっと見渡したところ7割がピアノとのアンサンブルである。

演奏時間は10分以内とのこと。10分経過するとベルが鳴り強制的に演奏がストップさせられる。この辺りが観客に聴かせることを目的としていないコンクールの由縁である。最も、知らない曲を長々と聴かされるより、触りだけを聴かされたほうが、ありがたいこともある。

このコンクールは課題曲はないようであり、聴いたグループの中では一つとして同じ曲はなかった。これは聴きに行くものにとってありがたい。コンクールの中には課題曲があり、参加者が皆同じ曲を弾くものがある。7月に聴きに行った子供向けのピアノコンクールでは20秒ほどの課題曲をそのクラスの参加者全員が弾くので、しばらく聴くと飽きてしまい。このコンクールは早々に引き上げた。もっとも審査する側からすると同じ曲の方が優劣は分り易い。

アンサンブルコンクールは無料でも、聴きに行っている人は30名前後である。参加者は音楽大学の卒業程度の人が多いようである。プロの演奏家ではないがコンクールのためよく練習して来ており、素人にはプロとの演奏の優劣は分らない。ただ、観客を喜ばせるための演奏でないため、難を言えば、知っている曲が少ない。

また、コンクールのため終わっても拍手はしないので、盛り上がらないことは確かである。このコンクールでも少し、拍手が何人かの参加者で続いた時があったが、早速、審査の妨げになるから拍手はしないで欲しいとの注意ががあった。

参加者の態度はさまざまである。学生のような黒の服装の人、演奏会のような衣装を着ている人、暗譜してくる人、神業のように譜めくりする人など演奏態度を見るのも面白い。

いろいろな形態のコンクールがあるが、内容を吟味すれば、無料でも結構、楽しめるものがある。日本アンサンブルコンクールは楽しめるコンクールの一つであると思った。後日、インタネットで成績が発表させるようなので、自分で採点するのも面白いのでないだろうか。

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