openSUSE(Linux)の感想

今回はドイツで人気のあるディストリビューションopenSUSEをテストした。いろいろなディストリビューションをテストしているが、正直なところ主要なディストリビューションではどれも似たり寄ったりの内容で、特徴を見つけるのが難しい。

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openSUSEの特徴

Linuxで二大商用ディストリビューションと言われるものはRed Hat Enterprise Linux とSUSE Linux Enterpriseである。今回取り上げるopenSUSEはSUSE Linux Enterpriseのコミュニティ バージョンとの位置付にある。他のディストリビューションと成り立ちが異なるため、操作感も多少は異なる感じである。ドイツで生まれた関係からか伝統的に欧州で人気が高い。また、北米にも支持者は多い。
特にアプリケーション管理「YaST2」に特徴があるようだ。

openSUSEのインストール作業

openSUSEは当初に含まれるソフトの量が多く、インストール用のISOファイルの容量が4.2Gと現在までインストールしたディストリビューションの中では最大である。
しかし、インストール作業は10分ほどで終わる。途中,求められる入力項目は他のディストリビューションと大差ないが、ライセンスの同意を求められるとことが変わっている。大凡の順番は以下の通りである。
1)作業の選択画面:インストールを選択
2)言語、キーボード、ライセンス契約:日本語を選択すると日本語の契約書が表示される。
3)ネットワークの設定:この段階では無線LANの端末を自動認識してくれないので、設定は後回しにした。
4)インストールオプション:ネットワークの接続が確立していると、インストールのオプションを選択することができる。
5)インストールするハードウェアのパーティション:インストールする項目などを編集できるようであるが、正直なところよく分からない。
6)地区、国の選択:日本語を選択していれば日本になっている。
7)ディスクトップ環境の選択
主要なディスクトップ環境としてGNOME、KDE、その他が選択できる。また、その他の項目ではXFCE、LXDE、その他が選択することができる。今回、インストール作業が10分程なので、それぞれをインストールしてみた。詳細はあとで。
8)ユーザ名とパスワードの設定
9)インストールの内容の確認:インストールする内容を変更できる。

使用した感想

最近はいろいろディストリビューションを変えて試用しているが、どのディストリビューションも主要な機能は同じようなソフトが 揃えられており、特徴を把握するのは案外難しい。今のところはインストール後の余分な作業が必要か、またその作業の難しさなどから評価しているが、これら はある意味で些細なことである。

無線LANの設定

USB端末形の無線LAN子機はインストールの途中段階では自動的に認識してくれないが、インストールを完了すれば、私の使用した子機のドライバーがインストールされており、無線LANの接続作業を簡単に行うとことができる。

日本語は自動的インストール

日本語の操作機能は自動的にインストールされており、直ぐ使用できるようになった。
しかし、ソフトはインストールされているのであるが、かな漢字変換機能を有効にする方法が分からず、少し戸惑った。この辺りはディストリビューションの環境によって異なっており、慣れが必要である。

標準ブラウザーはFirefox

標準ブラウザーはFirefoxである。多くのLinuxはFirefoxを採用しており、一般的である。
検索窓のところにgoogle検索も使用できるので、Googleが提供しているYouTubeや地図ソフトが簡単に使用できる。他のディストリビュー ションと同様動画関係が少し弱い。この問題は別途Adobe Flash Playerインストールすれば解決する問題である。

WineでWindowsのフリーソフトを動かす

Windowsのソフトを動かすWineはDebian系のUbuntuやLinux Mintだけに含まれているソフトであると思っていたが、openSUSEの倉庫にも含まれていた。インストールの方法は多少異なるところがあるが、使用可能であった。Windowsのフリーゲームを幾つかインストールしてみたが、半数ほどのソフトは何とか動いた。
Wineを使用する上で、最初の難関はzipファイルの解凍である。Linuxにもアーカイブソフトは含まれているのであるが、Windowsのソフトを解凍すると、字化けするソフトもあった。Windousマシンで解凍してUSBで持ってくる方法もあるが、Linuxマシンだけで処理しようとするとこの方法は利用できない。そこで、Windowsの解凍ソフトで解凍すれば上手くできるのでないかと思いWindowsの解凍ソフト「7−Zip」をダウンロードして、Wineを絡ませてインストールした。
Windowsの人気フリーゲーム「ASTLIBRA_ミニ外伝_~幻霧の洞窟」を以前別のLinuxで展開したとき、字化けして、上手くできなかったことがある。今回 はWindowsの解凍ソフト「7−Zip」をダウンロードして、Wineを絡ませてインストール作業を行い、ミニ外伝を「7−Zip」で解凍したところ字化けせず、うまく解凍できた。どのソフトも問題なく解凍できるわけでないが、多少はよくなる感じである。
ミニ外伝をWineから起動させたところ、最初はエラーメッセージが出てきたが、再度起動させたところ動きだした。
下はその画面である。

フリーゲームの画面

フリーゲームの画面


キーも問題なく機能するようであるが、少し反応が遅い時がある。特に物を選択するときに遅い。少し余裕を持って選択すればできないことはなさそうである。効果音は鳴るのであるが、BGM音は何故か鳴らない。今後、ステージが進めばいろいろ問題が出てくると可能性もあるが、最初の部分は戦闘も上手く機能し、敵を倒すことができた。

ディスクトップ環境について

openSUSEはディスクトップ環境が選択できる。メジャーなものとしてGNOME,KDEそれからXFCE、LXDEでも選択可能である。そこでそれぞれをインストールしてみた。

KDE

openSUSEの標準のディスクトップ環境である。何もしないとこのKDEが選択される。
左下のアイコンをクリックするとよく使用するソフトのアイコンとその他のソフトの分類名が表示される。分類項目からツリー状にインストールされているソフト名が表示される。右下は無線LANなどのアイコンなどが表示され、クリックして、それぞれの内容を調整する。
ソフト画面を開いたときも、画面操作のボタンの表示や機能がディスクトップ環境によって異なる。

KDEの初期画面

KDEの初期画面

GNOME

GNOMEはスタートボタンなどは上に表示される。大きいアイコンが多用されカラフルである。インストールされているソフトの表示が常用ソフトか又は全部であり、ソフトの分類項目別の表示機能はない。

GNOMEの初期画面

GNOMEの初期画面

XFCE

スタートボタンが下になった。軽量のディスクトップ環境になっているのか、小さいアイコンと日本語でソフトの分類とソフト名が表示される。また、各ソフトの右上には、Windowsと同じような機能の表示機能のボタンが付いているので操作しやすい。

XFCEの初期画面

XFCEの初期画面


LXDEもインストールしてみたが、インストールされるソフトは少ないし、何故か無線LANの設定ができないので、テストするのを止めた。軽量を好む向けの特別なバージョンなのであろう。
選択したディスクトップ環境によって操作感が大きく変わる。ディスクトップ環境を変えると特定のアプリケーションを起動させるまでの使い勝手が非常に変化することが分かった。最終的に使用するソフトを決めるときは、ディスクトップ環境も何にするか重要である。
結局はディストリビューションを評価するときはマイナーなソフトの準備状況やそのソフトの機能などを総合的に比較しなければ正確なことは分からない。また、ディスクトップ環境によっても操作感は異なるので、評価するときも重要なポイントになるように思う。

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