リコーダー合奏の魅力

よく訓練されたリコーダー合奏団では鍵盤楽器では味わえない、非常に純正な和音を響かせることができる。

純正律の和音は長3度なら音の周波数の比率が5:4、完全5度なら3:2のように奇麗な比率となるが、あらかじめ平均的に調律されている鍵盤楽器では、このような奇麗な比率の和音には響かない。

例えばハ長調でド、ミ、ソだけを奇麗に響かせる調律は可能であるが、その音程に固定してしまうと、その他の音階の和音では奇麗に響かない現象が生じてしまう。要するに、同じソの音でもはハ長調で奇麗に響く周波数と変ロ長調で奇麗に響く周波数が異なるのである。

鍵盤楽器の場合、演奏する曲によって調律し直すことができないので、そこで考え出されたのがどの音階でもある程度は奇麗に響く平均化された音程の周波数で調律することである。これを平均律という。

平均律では1オクターブの間が機械的に奇麗に12等分されいる。計算したところ、半音間は約1.05945倍である。電卓で1にこの数字を次々と掛けていくと、長3度で1.25や完全5度で1.5に近い数字にはなるが完全には一致はしない。最後は2に非常に近い数字となる。

リコーダーでは前回でも紹介したように吹く息の強さによってある程度、音程を調整することができるので、相手の音を聞きながら息の強さを調整することによって奇麗な和音を響かせることができる。

また、リコーダーでは音差という言葉をよく耳にする。これは純正和音で、ミ、ソの音を響かせると弱い音ではあるが低いドの音が聞こえるとのこと。このドの音が聞こえない時はその和音が間違っているとのことである。極端な話、二人だけの合奏である程度低音部をカバーできるのである。

リコーダーのワークショップでこの音差の実験をされたが、音感の悪い私の耳では聞き取ることができなかった。もう少し、耳を肥やす必要があるのかもしれない。

スポンサーリンク
スポンサーサイト

シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする

スポンサーリンク
スポンサーサイト