由緒ある楽器リコーダ

リコーダと言えば、学習用の楽器とのイメージがあるのではないでしょうか。ところがよく調べてみるとリコーダは非常に由緒ある楽器であることが分かりました。

リコーダが何時頃から存在したかは定かではありませんが、文献には11世紀頃からリコーダの前身と思われる楽器が記載されています。現存している最古の楽器は16世紀初頭のもののようです。名前の由来は「小鳥がさえずる」との動詞である「to record」を名詞化して「recorder」となったとのことです。ルネッサンス時代は民衆の身近な楽器として各地で盛んに使用されていたようです。

バロック時代ではヘンデルやテレマンが多くの作品を残しています。バッハがリコーダのために残した作品はわずかですが、カンタータ106番はリコーダが活躍する作品ではありませが、リコーダの素朴な音色と宗教的な深遠な曲想がマッチして200曲近くあるバッハのカンタータの中でも屈指の名曲です。

しかし、他の楽器が進化して合奏に使用されるようになってくると、リコーダは音量が小さいことから、18世紀後半になるとフルートに役割を奪われ、あまり、使用されなくなってきたようです。19世紀になると一端姿を消してしまいます。しかし、20世紀になるとドルメッチによって古い時代の楽器が複製され、また日の目を見るようになってきました。

リコーダは音量が小さいことから、他の現在の楽器と合奏するには向きませんが、チェンバロなど昔の楽器やリコーダ同士で合奏するには適した楽器です。家で吹いていても音が外に漏れませんので、気兼ねなく練習できます。定年後の暇つぶしに始める楽器としては一番適しているのではないでしょうか。

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