リコーダの練習について

リコーダはマイナーな楽器であり、ピアノのように多くの教則本や教室があるわけだなく、練習方法は限られている、特に、私のように楽譜が読めない者にとってはなかなか大変である。

教則本としては日本ショット(株)から発行されているギースベルトの「アルト・リコーダー教本」が最もポピュラーであるようだ。英語版は数十前から販売されており、日本版も2001年に販売されている。練習曲はすべてアルトリコーダの二重奏になっており、個人レッスンを受ける場合はこの教則本を使い、先生と二重奏を行いながら進めるのが一般的であるようだ。個人の独習書として使用する場合はメロディーパートだけを吹くことになる。指使いの記述は多いが、楽器に持ち方やタンギングなど基本的な記述がなく、個人で使用する場合は別にこれらの内容が記述された教則本が必要のようだ。

このギースベルト教則本と同じようにアルトの二重奏の日本の教則本が数種類ある。その一つに鯉沼広行先生が編集された教則本がある。練習曲の内容については下記の詳細ページに記載されている。
リコーダー教則本   1

リコーダー教則本   2

ギースベルトで取り上げられている曲は外国の民謡などが中心で日本人にはあまり馴染みがないが、下記のテキストは日本人に親しみ易い曲で構成されている。また、楽器の持ち方などの記述があるが、本が小さく、重みに欠けるきらいがあるが、手軽に始めるには向いている。ただし、曲数は少ないので他の曲集で補完する必要があるかもしれない。

新版アルトリコーダーテキスト 上

新版アルトリコーダーテキスト 下

楽譜が読めない者にとっては模範演奏の入ったCD付きの教則本が有効である。以前は(株)東京音楽書院出版から山岡重治先生の「リコーダーのすべてがわかる、やさしいリコーダーの吹き方」(1)(2)が出版されていたが、出版社が倒産したため、現在は手に入りにくくなっている。図書館などに置いてあることもある。この本は模範演奏のほかにすべての練習曲にダブルタンギングの一例が明記されているので参考になる。最も初心者の場合はタンギングを使い分けることは難しく、知識としては有効であるが、指示と合っているのか分からないのが難点である。それと模範演奏は本来の曲のイメージで演奏されているので、演奏スピードが早く初心者がこのスピードで演奏するのは大変である。中級レベルに実力が付いてから練習してみると参考になるかもしれない。

その他CD付きの教則本としてはリコーダージェーピー(有)(RJP)から石田誠司さんの「アルトリコーダ ステップバイステップ」1〜3巻が販売されている。練習曲は日本の現在作家が書き下ろした新曲と3巻の途中からはバロックの名曲の中で比較的やさしい曲が収録されている。CDにはチェンバロの伴奏付きの模範演奏と伴奏だけのもの、及び二重奏はマイナスワンが収録されている。チェンバロが入った模範演奏と合奏していると非常に気持ちがよい。優れもののCDである。但し、楽譜の読めない初級者がチェンバロの伴奏だけで吹くは難しく、このパートは実力を付けてからとなる。難点は練習曲が少ないので、これだけでは飽きてしまう。別の教則本と併用すれば有効であると思う。RJPからは数多くのチェンバロ伴奏付きのCDが発売されており、実力に応じて利用すると合奏の醍醐味が味わえる。

ちなみに、リコーダの伴奏にはピアノよりチェンバロの方が合っているようだ。やはり古い楽器は古い楽器と相性がよいのでだろう。

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