リコーダの種類と合奏の薦め

リコーダは非常に単純な構造の楽器である。少し、長さを変えると異なった音域の楽器ができる。このため、手頃な値段で音域の異なった楽器を購入することができる。リコーダでの一番の楽しみは気心の知れた仲間で合奏をすることである。

リコーダを音域の高いほうから並べると
ソプラノリコーダ(デスカントリコーダ):最低音が高いC。学校の授業で使用されているので馴染みの楽器である。教則本も一番多く出ている。アンサンブルで高音域を受け持つ。メロディを受け持つことが多い。かん高く響くことがあるので注意が必要である。

アルトリコーダ(トレブルリコーダ):最低音がF。これも学校の授業で馴染みの楽器である。音色的に中間パートを受け持つ。リコーダの代表的な楽器であり、作品も多い。

テナーリコーダ:最低音はソプラノリコーダより1オクターブ低いC。低音域になるに従って楽器も大きくなり、指の開きも大きくなる。手の小さい人では抑えきれないないので小指部分はキーをつけてある楽器がある。

ベースリコーダ:最低音がアルトリコーダより1オクターブ低いF。完全に手で抑えるのは無理であり、キーが付けられている。テナーではアルトとあまり変らないので、低音部をあまり意識しないが、ベースリコーダになると明らかに低音の響きがする。合奏でもベースリコーダが加わると響きが豊かになる。

この4つが最も一般的な楽器構成であるが、これ以外にもアルトリコーダより1オクターブ高いソプラニーノ、テナーリコーダより1オクターブ低いグレートベースリコーダがある。市販されている合奏用の楽譜では大半が上記4つのリコーダの組み合わせである。また、これらの楽器はヤマハなどからプラスチックの安い楽器が販売されており、5万円弱で4本を揃えることができる。最近はフルートなどでも各音域の楽器が販売され、フルートの合奏をメインにしたグループがあるが、素人が手軽に揃えられる代物ではない。その点、リコーダは手軽に合奏できるところが魅力である。

一般に多く市販されているのはモダンピッチ(A=442)であるが、バロック時代の楽器と合奏するため、バロックピッチ(A=415)のリコーダーも販売されている。バロックピッチのリコーダーはモダンピッチのリコーダーよりも若干が音程が低い、またその分、楽器が長い。

また、少し指使いが異なるジャーマン式のリコーダーもあるが、専門家からは音楽的な表現力が期待できないとして、推奨されていない。一般的なバロック式のリコーダーがお勧めである。ジャーマン式のリコーダーは下から3番目の指穴が極端に小さいとのことである。

リコーダの上手な人はこの4本のリコーダを吹きこなしているが、素人にはC管とF管では指使いが異なるので厄介である。完全にマスターするまでは練習中に混乱している人がいる。

リコーダは比較的音が純粋であり、合奏すると非常に綺麗な純正調の和音を響かせることができる。ただ、楽器の状態、息の強さ等によって音程が変化してくるので、綺麗な和音を響かせるには他のパートの音をよく聞くことが必要なようである。合奏練習でも音程を合わせることが重要になってくる。なかなか奥が深い楽器である。

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