2回目のクラリネット発表会の顛末

昨年のクラリネット演奏会で最初で最後の発表会になるのでないかと思っていたが、今年もう一度発表することになった。クラリネットについて、他に書くこともないので、今回も発表会に至る経緯や感想を記載する。

clarinet

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発表会について

ピアノ、弦楽器、クラリネットの三つの合同発表会が開催されたので今年も参加した。幼児から70才を超えた高齢者まで、非常に幅広い年齢層の方が参加されていた。演奏技術もまちまちで、全く初心者から難曲を演奏する人まで様々である。まあ、小学校低学年生と70才以上の高齢者が初心者で中高年者がベテラン、小学校高学年生がその中間というところか。
前回はクラリネットの参加者が私一人で少し寂しかったが、今回は4名も参加されたので、うれしかった。どの様な方が同じ先生に習っておられるのか、またどの程度のレベルの人が習っておられるのか興味があったが、今回の発表会で少し分かりよかった。発表演奏も十分に聴きたかったが、各楽器毎に順番に演奏するので、クラリネットの他の人の演奏前後では控室に待機しており、残念ながらクラリネットの生の発表演奏は殆ど聴くことが出来なかった。それでもリハーサルの時に少しだけ聴くことができた。

クラリネットの素晴らしいアンサンブル

クラリネットでは二人ベテランの方が練習されていたが、二人とも音色が美しいのには感心した。自分が演奏しても、綺麗な音色が出ないので、不思議である。この辺りが経験の差かと実感した。
また、二人の方が先生と二重奏されたが、いずれも素晴らしいハーモニーを響かせておられたので感心した。多重録音を使用して自分で合奏しても、あまり綺麗なハーモニーが作り出せなくて、クラリネットは合奏には向かない楽器でないかと思っていたが、この演奏を聴いてクラリネットでも美しいハーモニーが作り出せることが分かった。多分、先生が綺麗な音色とハモルように音程を微調整されているのでないかと思うが、とにかく、作り出せることが分かったのは収穫である。自分でも易しい曲でチャレンジしてみるが、但し、綺麗な音色を出すことと、音程を即座に調整することは大変難しく、今後の最大の課題である。

私の演奏会までの経緯

発表曲の選曲

今年も孫がピアノ伴奏してくれるか娘に確認したところ、孫はコンクールにチャレンジするので、負担にならないように伴奏が簡単なものならOKとのことであった。
選曲で第一の条件は少し練習すれば私自身が何とか演奏できること。2、3ヶ月練習してもこのこの年になると殆ど上達は見込めないので、現在でも殆ど吹ける曲から選曲することになる。
ネットでピアノ伴奏付きの曲で適当なものがないか探し初めた。候補曲としてたどり着いたのが、以前クラリネットのレッスンでも取り上げたことのあるヘンデルの「涙の流れるままに」(別名「私を泣かせてください」)である。それと、先生に適当な曲がないかお願いして選び出した「ロマンス」「歌の翼に」「愛の喜び」である。
先ずは自分で演奏出来るか確認する。2週間ほど練習して何とか吹けるようになってきたので、家内にピアノ伴奏を頼んでピアノ伴奏と合わせてみた。
吹けるようになったと言っても自分のイメージで一人で吹いた時だけでのことであり、リズム感が悪い私と合わせると、テンポが乱れ、家内が合わせるのに四苦八苦していた。それでも何とか吹ける目処がたったので4曲を候補曲とした。家内からの忠告は今後の練習ではメトロノームを使い、リズムを正確にせよとのこと。それでないと伴奏に慣れていない孫とは合わせるのは無理と言われた。
この楽譜を持って孫の家に行き、相談する。
ヘンデルはYouTubeで原曲を聴かせたところ孫も気に入ったようで、また楽譜も易しそうに見えたので、演奏曲に決定した。あとの1曲は孫も迷っていたが、娘が来て、「愛の喜び」は伴奏が難しいので即座にダメ。「歌の翼も」は変イ長調の曲で娘が演奏して確かめていたが、伴奏の分散和音は黒鍵を弾くことが多く、子供の手では黒鍵に当たり痛くなるのでないかと意見で却下。結局、消去法で演奏曲は「ロマンス」に決定した。

子供は初見が効かない

なお、孫は「涙の流れるままに」の曲に興味を持ったのか、楽譜を見て、練習を始めた。かなり難易度の高い曲も弾きこなせるようになっている孫でも、初見は効かないのか、和音を一つすづ確認したがら弾きだした。家内が殆ど初見で演奏したので、ゆっくりしたヘンデルの曲であれば孫も大した負担にはならないだろうと思っていたが、この考えは間違いであった。譜読みにはそれなりの時間が必要のようだ。
家内の意見ではいろいろな曲を演奏して経験を積まなければ、初見ではなかなか弾けないとのこと、簡単な曲を選んでも、それなりに大変なことが分かった。

パソコンを利用した練習

最初はメトロノームで練習していたが、直ぐに、パソコンの自動演奏で練習することに切り替えた。この作業で一番大変なのは楽譜作成ソフトSibelius Firstを利用したピアノ楽譜の打ち込みである。ピアノ楽譜は複雑で大変だ。単純な和音だけの楽譜であれば簡単であるが、一つの音だけ長い場合は更に声部に分割しなければ正確には表現できないので面倒である。最初は丹念にやっていたが、途中から面倒く臭くなり、どうせピアノの音は減衰していくのであるから、短い音符で十分と誤魔化した。
また、最初はピアノ伴奏だけでなく、クラリネットパートも入力して、クラリネットも自動演奏させた。Sibelius Firstでもピアノの音は本物に近い音がでるが、クラリネットの音は本物と程遠い音である。クラリネットも本物に近い音を出す音源も持っているが、作業が余分にかかるので、今回は我慢した。
自動演奏させたファイルをUSBに書き出し、そのUSBをオーディオ機器に接続して、本物のピアノ伴奏に近い雰囲気で練習しだした。また、しばらくして、ピアノ伴奏にも慣れてきたので、途中からテンポを少し早くしてクラリネットを除いた演奏に切り替えた。
なお、ロマンスはオーディオ機器の操作時間が必要なため、前奏を付けた。本番も前奏付きで演奏した。
また、ヘンデルはダル・セーニョで最初のテーマに戻るとき最初と同じように低い音域で演奏していては芸がないと思い、1オクターブ上げて演奏することにした。その楽譜もSibelius Firstで作成した。

替え指で試行錯誤

演奏上、難しい個所や慣れない指使いの個所が幾つかあった。
ロマンスでは「ソ、ラ」から「シ、レ、シ」に移るとき、「シ、レ、シ」の音が出ないことがしばしば起こった。
そのフレーズは最初と後半とに2回出て来るのであるが、ミスするのは殆どが最初の時である。後半になると慣れてくるのか、ミスの回数は少なくなるので不思議である。
このミスはラからシに移るとき抑え方と息の強さが完璧でないため起こるのであると思うが、マスターする時間がないと思い、先ずは「ソ、ラ」のフレーズの時から右指は事前に準備して抑えておいて、あとは左指だけを持ち替えればよいことにした。多少は改善するだろうと思っていたが、効果が少なかったように思う。次に、更にラの時の左親指の抑える位置をシに移行しやすい形になるように努力した。少しは改善したように思うが、劇的な効果はなかった。
ヘンデルもいいくつか吹き難い個所があったが、先生のアドバイスで別の指使いに切り替え、その指使いで慣れるように反復練習したところ、あまりミスをしなくなった。年寄りでも練習回数を増やせば、出来るようになるとのことか。

孫との合奏練習(人によってリズム感は異なる)

孫も忙しく、ようやく、発表会の1ヶ月少し前から譜読みに入ったとの報告を受けた。そして、何とか弾けるようになってきたとのことなので、発表会の2週間前に遊びに我が家の来させ、その時、合わせることにした。
我が家に来ると孫はゲームで遊ぶことに夢中で、なかなか合わせようとしないので困る。家内からも「ジージーのために合わせてあげて」と言ってもらい、ようやく3回に分けて1時間程度練習した。
パソコンの演奏と、孫の演奏とでは微妙に違うので戸惑うことがある、孫には孫のリズム感があるようである。
このようにして次第にピアノ伴奏と合わせられるようになったが、それでもピアノが休符の時とか長い音符の時はどうしてもタイミングが少し狂い出し、ひどいときは1音ずれることがあった。このように感覚の問題は練習してもなかなか治らないものである。
最後は孫にその部分は注意してもらい合わせるようにした。

リードの選別は難しい

発表会となると同じ曲ばかり練習するので、今回もゲーム感覚でリードを一から選別し直した。
先ずは一通り吹いてみて、明らかに吹き難いリードや演奏中にリードミスを犯したリードは除外、また、くたびれているいるようなリードも除外した。リードの勝ち抜き戦である。
次に、4枚のリード毎にグループを作り、その中で一番悪いと思ったリードを除外して良いリードを残すようにした。
最後は各リードでの演奏を録音して、音色の優劣で判断しようとしたが、これがなかなか難しい。どれが良い音なのか判別し難いのである。まあ、そこは適当で一番悪いと思ったリードを除外していった。このようにして、残ったリードをリードケースに収め、候補リードとした。
本番当日、その中から適当なリードを選び、リハーサルを行ったが、1曲目のロマンスで音が出ないところが多くて困ってしまった。2曲目のヘンデルは問題なく吹けた。少し、上がり気味のせいもあるが、先生からはリードを十分に湿らしていないのでが原因でないかと言われた。
本番はリードを換えて、演奏直前まで口に加えて湿らしていたが、リハーサルよりはましであったが、やはりミスした。原因は演奏技術が6割、リードが4割程度原因になっているのかもしれない。

練習で上手く行かなった曲は本番も失敗する(演奏会の内容)

リハーサルの時からどうも最初に演奏するロマンスのそれも前半部分でミスした。原因は不明であるが、後半部分になると演奏できたことを考えると、実力がなかったことも確かであるが、それに加え多分にリードが鳴り難くかったことも原因であるのように思う。ヘ ンデルは鳴り易い音域ということもあるが、ミスなく演奏できた。
孫が伴奏で表情豊かに弾いたので2,3の人から上手いねと褒められていた。クラリネットについては誰も褒めてくれなかったが、当然と言えば当然のことである。私の下手な演奏を孫の演奏でカバーしようとした作戦はまあ、成功したことになる。
ミスしたことは多少悔いが残るが、個人の演奏は自分だけの影響で済むので、気分的には楽である。全般的には楽しい演奏会であった。

発表曲について

コジェルフのロマンス(アンダンテ)

この曲については予備知識がなかったが、演奏する曲を95才の家内の母に聴かせたところ、二つとも口ずさんでいたので、ある程度は知られた曲なのであろう。

ヘンデルの「私を泣かせてください」

この曲はよく知られた名曲である。YouTubeでも多くの演奏が登録されている。
先ずはソプラノのアリアで、このようなゆっくりしたテンポでは演奏できない。

有名な曲なので、クラリネットが参加した演奏も数個あった。その中の一つを紹介。私の演奏では低い音域のアレンジで吹き易かったが、ゆっくりしたテンポではどこか間の抜けた演奏になる。どのようにすれば少しは聴けるようになるのか苦労した。このようにゆったりした曲は表現が難しい。

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