リコーダーフェスティバルin杉劇の感想

今年も第3回目となるリコーダーフェスティバルin杉劇が3月7日(日)横浜の杉田劇場で開催され、横浜や東京から吉澤先生と関係の深い13のリコーダーアンサンブル団体が集まり、日頃の成果を披露した。他の団体のレベルの高い演奏が聴けて刺激になった。

当日参加したグループは以下の通り2、3のグループを除きほぼ昨年と一緒であった。総合司会はここ数回おなじみの吉澤先生とアナウンサーの朝岡聡さんの息のあった二人である。二人は後半の最初にはセッションもされ、演奏面でも活躍された。それに吉澤先生は多くのグループの指揮もされていたので、お疲れになったことであろう。

(当日のプログラム)
1.Pied Pipers
2.どんぐリコ
3.アンサンブル・マルディ
4.MYREB(文京区リコーダーアンサンブル)
5.ヤマハリコーダーオーケストラ横浜
6.コンソート・ミノーレ
7.ヤマハリコーダーオーケストラPIPPIN
8.吉澤実・朝岡聡スペシャルセッション
9.フイリアン倶楽部
10.あいあい音楽部
11.パン・リコーダーオーケストラー
12.iwaMani
13.みなとみらいリコーダーコンソート
14.杉劇リコーダーず2009

このフェスティバルは大規模なグループの参加が多い。4名の四重奏は最初のPied Pipersだけであとは多人数のグループであり、出演者が20名以上のグループが6団体もあった。最も多かったのは最後の杉劇リコーダーず2009の31名である。プログラムは前半と後半に分かれ、どちらも演奏順は参加者の少ないグループから多いグループであった。確かにこのような順番にすると椅子を順次追加して行くだけで、椅子の移動が最小限で済み、非常に合理的に運営できる。ただし、このルールで毎年運営すると、毎年同じような時間帯での発表となるので不公平になる点もでてくるので注意は必要である。

面白かったのは同じリコーダーアンサンブルでもグループによって楽器構成が変わることである。コントラバスまで用意しているグループ。バスが多いグループ、テナーが多いクループ、またはソプラノがしっかりしているグループなどなどさまざまである。多分、個々のメンバーの吹ける楽器の種類によって構成が決まるのであろう。楽器構成が変わると音色も変わってくる。コントラバスが加わると低音に厚みが加わるし、ソプラノの多いアンサンブルではきらびやかな音色になる感じで、その楽器構成によってそのアンサンブルの音色も決まる感じである。

曲によって楽器を持ち替えていたかは定かでないが、気のついた範囲では席の移動がなかったので、大体各曲とも同じような楽器構成で演奏したのでないかと思う。同じ楽器構成で演奏すれば、楽譜に多少変化があっても同じような音色になるようである。どのグループもハーモニーは美しいのであるが、どの曲も同じような音色になり、曲が平板になるのが欠点である。いろいろな楽器が吹けるメンバーが多い団体は楽器の構成を大幅に入れ替えるのも面白いのでないかと思った。

プラグラムを見るとクラシックの作曲者より現在よりの作曲者の曲が多かった。特に吉澤先生のお気に入りなのかJ.キャリーの曲が多かった。普段聴き慣れない曲なので、聴きこむと面白いのであろうが、初めて聴くもにとっては少し退屈になる。今回のフェスティバルは練習の成果の発表の場という位置付けが強いので止むを得ない面はあるが、人に聴かせる発表会では一般の人にもなじみ易い曲も少し入れておく必要があると感じた。

出演者の延べ総数が220名にも及んだが、入場整理券が出演者に2枚配布されたので、これだけで、440名に当たり、観客席が310の杉田劇場ではオーバフローする計算になる。このため、整理券のない人は入場が制限されていたが、前の方の席は多少空いていたようである。出演者の中には多くの友達や家族に声を掛けたい人、一般のリコーダー愛好者の中にもこのフェスティバルを聴きたいと思う人がいると思うので、もう少し多く人を収容できる会場に変更するか、あるいは、入場整理券を発行しないで、自由に聴ける運営にするのが良いのではないだろうか。

当日はヤマハが多くのリコーダーを持ち込んで試奏させており、リコーダーフアンには楽しいリコーダー一色のフェスティバルであった。

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