現在の高岡は金沢と富山の間にあってあまり目立たないが、赤レンガの銀行建造物や重要伝統的建造物保存地区に指定されている街並みが二つある非常に歴史のある街である。
高岡は1609年に加賀藩主の前田利長が高岡城を築城したことにより発展した城下町である。最初は観光する予定でなかったが、時間に余裕ができたことと、駅構内の案内で10分程度で赤レンガの銀行に行けることが分ったので、時間の許す限り見学することにした。
富山銀行本店
赤レンガの銀行は清水組の田辺淳吉が設計し、東京駅の設計で有名な辰野金吾が監修し、建物された代表的な近代建築である。同じ雰囲気の銀行建造物は盛岡や京都でも見たが、この建物もなかなかのものである。
山町筋の商家町(重要伝統的建造物保存地区)
高岡には国の重要伝統的建造物保存地区に指定されている街並みとして山町筋の商家町と金屋町の鋳物師町の二つがある。山町筋は土蔵造りの町並みとし親しまれているが、道路が広いのと建物が連なっていないので、多少印象は薄くなる。
高岡大仏
高岡大仏は三大大仏の一つ。見た感じでは奈良や鎌倉の大仏に較べると小ぶりでなかと思っていたが、実際は鎌倉の大仏より大きくて2番目だそうだ。
金屋町の町並みは少し遠いのと暑かったので、今回は諦めた