横須賀芸術劇場の見学

本格的なオペラハウス仕様との触れ込みの横須賀芸術劇場がオープンデーで、施設が無料開放されるとのことなので、見学に行った。抽選で選ばれた団体の演奏を聞き、また、一般には入ることのできない天井裏などを見学して、有意義な1日であった。

場所は京浜急行の汐入駅から徒歩で数分のところ小雨程度なら傘を広げずに行ける距離で、交通の便は非常に良い。ただ、汐入駅には特快が止まらないので、横浜方面から行くと金沢文庫で乗り換えなければならないのが難である。それでも、横浜からは東京に出るよりは便利なので、公演内容をマークすべき劇場である。

本格的なオペラハウス仕様ということで、観客席が非常にユニークである。客席が馬蹄形の形になっており、2階から1階へと少し傾斜を持たせた平土間席に周囲を4層のバルコニーが取り囲む形になっている。ヨーロッパの劇場写真でよく見る構造である。平土間席は比較的狭く、バルコニーで席を稼いでいる感じである。他の劇場が平面的な広がりも持つ持つのに対し、横須賀芸術劇場は高さに広がりを持つ感じである。この構造で、どこからでも舞台が近くなるということである。5階席で見学してみたが、確かに遠いという感覚はなかった。客席数は1806席、みなとみらいホールが2020席であり、あまり大きくはない劇場である。ただ、5階のサイド席でも聞いたが、普通に座っていたのでは舞台は見えず、身を乗り出す必要がある。但し、音楽はよく聞こえた。

天井裏などを見学できる特別ツアーがあったので参加した。内部用の狭いエレベータで8階まで上がった。観客席で言うと6階に相当する。ここから数箇所、客席の中央に行ける通路が作ってあった。この部分は全くの屋根裏というようなところである。ここに照明装置が設置してあり、舞台を照らすとのこと。下を見下ろすと出演者が真下にいた。次に一番後ろの照明室に行った。ここには2〜3台の大きな照明装置があり、劇の進行に合わせて役者にライトを当てるとのこと。照明装置の角度を少し動かすと、舞台では数メートルの距離になるため、操作は難しく、専門の技術者がいるとのことであった。

楽屋裏にも行ってみたが、出演者でないので、部屋の中までは見学できなかった。その他、本舞台と同じ大きさの脇舞台が左右にあり、3面の舞台がスライド式で変化できるようになっていたり、オーケストラビットもあるが、残念ながらそのようなところは見学できなかった。いろいろと他の劇場では見慣れない装置があるようなので、一度本格的なオペラ公演かバレー公演に行って見たいところである。

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