高音質ICレコーダーZOOM H1の感想

 CD並の音質で録音できるICレコーダーが1万円と手軽に買える値段になってきたので、急に、その性能を確かめたくなり、ZOOM H1を購入した。外見は1万円の値段相当であるが、録音性能は期待以上のものであった。

 私が気に入った1万円で買える高音質ICレコーダーとしてはTASCAM DRー05とZOOM H1がある。両製品とも高音質であることをアピールするように大きなコンデンサーマイクが二つ付いている。ネットで調べた範囲では両方とも録音性能は良いようである。ただ、ZOOMはマイクに指向性があり、前面の音を重点的に拾うのに対し、TASCAMは周囲の音を均等に拾うようである。どちらにするか大いに迷ったが、ZOOMがコンパクトであること。ネットでの口こみの数が多いのでZOOMにした。堅牢さ、使い勝手ではTASCAMの方が勝るような気がした。

 ZOOM H1の本体は1万円相当と思えるようなプラスチック製で高級感はない。非常に軽く、殆ど何も入っていないような感覚である。ある程度強度はあるが、プラスチック製なので頻繁に操作はしないほうがベターのような気はする。特にmicroSDカードを入れるところのフタは乱暴に扱うと壊れるとのこと、取扱いには注意が必要である。カードは頻繁に交換するものでないので、カードを交換するときだけ慎重に扱えば特に問題はない。

 コンデンサーマイクが2個前方に向けて90度の角度を付けて取り付けられている。コンデンサーマイクはマイクの種類で中で最も高級なもので、通常の販売価格はマイクだけで数万円する。録音性能は非常に繊細で、風圧にも反応して音を拾うので、野外で使用するときはウインドウスクリーンを使用する。早速、家にある数種類の楽器の音を録音してみたが、コンデンサーマイクらしく録音性能は非常によく、臨場感豊かに録音できる。あたかも生の音を聞いているようである。

 録音フォーマットとしてはCDより格段に高性能のWAVで24bit / 96kHz が用意され、長時間録音用としてはMP3のビットレートが48kbpsから 320kbpsまで用意されており、目的にあった選択が可能である。

 前面に録音ボタンだけしかなく、見た目は非常にシンプルで機能はなさそうであるが、両サイドと裏側に小さいボタンとスイッチが10個あり、標準的な機能はできる。しかし、ボタンが小さいので操作は容易ではない。ただし、録音だけは大きめのボタンがついているので、操作は容易である。

 ファイル管理は単純で、カセットレコーダーのようにシーケンシャルの管理が基本である。録音を行うと一つのファイルが作り出され、ファイル番号が順番に割り当てられる。各曲はこの番号で管理される。PCからこのファイル名を変更したところH1から操作できなくなった。元の名前に戻したところまた操作できるようになった。

 操作はファイル単位で出来るが、H1で再生するのはこのファイルの番号順であり、ランダムにはアクセスできない。従って、早送りボタンと早戻りボタンでファイルを飛ばしながら番号を選択する。

 本体の付属品は2GのmicroSDカードと電池だけで値段を抑えた感じである。別に以下の内容が含まれているアクセサリーパックが2310円で発売されており、購入すると便利である。

1.ミニー三脚
2.H1のケース
3.ウインドウスクリーン
4.マイククリップ
5.ACアダプター
6.USBコード

 録音したファイルをパソコンにコピーするのは非常に簡単である。すなわち、USBで接続するとZOOM H1がカードリーダーとして機能するので、画面を見ながら操作をすれば完了である。また、ZOOM上で多くのファイルを消去するのは面倒であるが、PCから行えば簡単にできた。どうもファイルの整理はPCから行うと割り切っているのかもしれない。ただ、録音数が増加するとコピーするのはそれなりに時間がかかる。

 ZOOM上で複雑な操作を行うことはあまり適さないようだが、音楽の練習や野外録音などで持ち出し、手軽に高性能な録音をするには非常に適しているように思う。私もリコーダーの練習でいろいろと録音して活用しようと思っている。

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